どんな時に使う?プラスチック敷板
敷板や養生板と聞くと工事現場で使うものだとイメージする人が多いと思いますが、実際には、工事現場以外にもいろいろなシーンでプラスチック敷板が使われています。 では、どんな時、どんな場所でプラスチック敷板が使われているのでしょうか?本記事で紹介するのは、ほんの一部とはなりますが、ご参考になれば幸いです。
農地のわだちを解消
雨が降ると地面がぬかるんで、トラクターのわだちに水が溜まってぬかるんでしまい、タイヤを取られて動けなくなってしまったり、クローラーがめり込んでしまって危険なため作業の妨げとなることがあります。
この場合、コンパネやゴムマットを敷いてみても、人が歩いただけでも沈んでしまい、何も敷いていないのと変わらない状態です。
プラスチック敷板がおすすめな理由
硬いプラスチック敷板なら、軟弱地盤でも凹みが少なく、車両が通行しても安定性が高いです。
一方で、柔らかい敷板はぬかるみをひろってしまい、大きく凹んでしまいます。敷板が柔らかいと、ぬかるみでは安定した車両走行ができません。プラスチック敷板は、材料や製造方法によって強度や硬さが大きく変わります。ぬかるみでプラスチック敷板を使うときには「硬さ」に注目してみるのがよさそうです。
期間限定のイベントのために仮設駐車場をつくる
仮設駐車場をつくるための方法とは
仮設駐車場をつくるための方法としては下記が考えられます。
①ゴムマット
ゴムマットはホームセンターなどで手軽に購入できます。なおかつ軽量なので運びやすいメリットがある一方、ゴムマットは地表をひろいすぎてしまうため凸凹になってしまうため、人が歩きづらく車も通りづらくなってしまいます。
②砂利
砂利もホームセンターで手軽に購入することができ、安価なため費用を抑えることができます。しかし、繰り返し車両が走行するとわだち(車輪の跡)ができてしまうので、定期的に平らにならさなくてはいけなく、メンテナンスが必要です。メンテナンスに手間がかかるうえに、車両の走行の際に小石が飛んでしまうことで人に当たって怪我をさせてしまったり、他の車両に当たって車両を傷つけてしまう危険性もあります。
③敷鉄板
工事現場などで使用される敷鉄板は強度があります。しかし、敷鉄板の重さはサイズが小さく軽いものでも200㎏以上あるため、敷設や撤去の際に重機を使う必要があり費用がかかります。
プラスチック敷板がおすすめな理由
期間限定の仮設駐車場をつくるときにプラスチック敷板がおすすめな理由は、プラスチック敷板は3×6なら1枚22㎏と軽量のため1人で持てます。4×8でも1枚39㎏なので2人で持てるので敷設も撤去も簡単です。
強化型プラスチック敷板なら硬くて丈夫で割れにくいため、仮設駐車場をつくる際に用いられます。強化型プラスチック敷板は超硬質を実現した本格的な敷板なので、軟弱地でも凹みが少なく車両の通行をさまたげません。
仮設道路をつくり舗装道路を養生
舗装路の養生にゴムマットや敷鉄板を検討されることがあるかと思います。しかし、ゴムマットは重い工事車両が何度か走っただけですぐに破けてしまい、耐久性に欠ける面があります。また、敷き鉄板は重量があるため、設置するときに接地面を傷つけてしまう可能性があります。
プラスチック敷板がおすすめな理由
プラスチック敷板は軽量で扱いやすいです。強化型プラスチック敷板なら耐久性もあります。加えて、敷鉄板よりも安いため費用を抑えることができ、プラスチック敷板なので道路も傷つきにくいです。傷がつかないのはもちろん、車が走る時に敷鉄板みたいな大きな音もしません。
トラックのタイヤの泥落とし
トラックの車庫の出入り口など、タイヤの跡や泥で汚れているのをなんとかしたい、と悩まれることもあると思います。近隣にも迷惑ですし、運送業の方だと、泥だらけのタイヤのまま客先に納品にいくのは申し訳ないなと感じることもあるのではないでしょうか?
プラスチック敷板がおすすめな理由
プラスチック敷板はすべり止めがついているタイプがあります。敷板の表面にすべり止めの凹凸があれば、敷板の上をトラックが通るときにすべり止めの凹凸がタイヤの泥を落としてくれます。
強化型プラスチック敷板のすべり止めは、立体的ですのでより効果があります。
また、タイヤにつく泥汚れが減って洗車が楽になるメリットもあります。
このほかにも、資材置き場や工場・倉庫内、車道や歩道の養生、校庭やグラウンドといったシーンでも大活躍!工事現場ではもちろんですが、工事現場以外でも、車や人が安全に通れるようにしたい、地面を傷つけたくないといった場合には、プラスチック敷板を検討してみてはいかがでしょうか。 (プラスチック敷板:プラスチック(樹脂)でできた敷板で、樹脂敷板、プラ敷板、もしくはプラシキと呼ばれることもあります。)