国土交通省が活用を促進するNETISとは?メリットを解説!
建設業に携わる方なら一度は「NETIS」を耳にしたことがあるのではないでしょうか?本記事では「NETIS」とは何か、登録製品活用のメリットや登録番号の種類を解説します。本記事をお読みいただき、NETISの基礎知識や登録製品採用のご参考となれば幸いです。
NETISとは?
NETISとは、New Technology Information System(新技術情報提供システム)の略で、ネティスと読みます。民間企業などによって開発された新技術にかかわる情報を共有・提供することを目的として、国土交通省が整備したデータベースシステムです。
新技術開発企業が国土交通省の技術事務所に登録申請をし、技術事務所窓口による書類確認やヒアリング等を経てNETIS登録となります。申請書類持ち込みから登録までの期間は1年から3年程度といわれています。
NETIS登録製品活用のメリット
施工者にとって、NETISに登録された製品を使うメリットは大きく分けて2つあります。
工期短縮や経費削減ができる
NETISに登録されている“新技術”は、従来の技術と比べて活用した際の効果が同じかそれ以上と見込まれるものです。そのため、NETIS登録製品を活用することによって従来の工法よりも経費削減できたり、業務効率・品質・安全性の向上ができたり、といった効果が期待できます。
公共工事の入札に有利になる
NETISに登録されている製品を実際の工事で活用すると、活用の効果に応じて工事成績評定での加点の対象になります。また総合評価方式においても、“有用な新技術”(効果が優れていた技術)と位置づけられたNETIS登録製品の活用を提案すると、評価の対象になります。
NETISのVE取得済みの強化型プラスチック敷板こうじばん
強化型プラスチック敷板こうじばんは、超硬質であること、立体すべり止めがあることを評価され、国土交通省が活用を促進する新技術としてNETISに登録されたのち、VE評価を取得しています。
NETISとは、国土交通省が、新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備した、新技術情報提供システム(New Technology Information System:NETIS)のことです。